オープンデータ

以前にこのブログの中で紹介した「アパレル・ファッション産業における気候リスク評価 調査報告書」(平成25年4月)の中で活用されていたのが気象庁の気候観測データです。http://ethicalive.jp/jy_columns/?p=184

気象庁が蓄積する膨大な過去の観測データである。気象庁は13年5月、ホームページを通じてこれらのデータの無料公開に踏み切った。最も古いデータは1872年からあり、期間と観測地点、気温や降水量など観測項目を指定すると、表形式(CSV)のファイルでダウンロードできる。JAFICとの共同研究はビジネス活用の可能性を示すことが狙いで、「今後もデータの充実を図り、民間活用を促進したい」(情報利用推進課)という。

ITpro 9/4号に「オープンデータ」に関して以下の様な記事が掲載されています。http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NC/20130829/501046/

気象ファッション

 

オープンデータとは

このような形で、行政機関や交通機関などの公共性の高い企業が業務上で収集獲得した情報を利用しやすい形で公開する動き・活動を「オープンデータ」と呼んで、近年「オープンデータ」は少しずつですが整備・公開されてきています。データ形式としては「XML」「CSV」などソフトウエアで読込しやすい標準形式をもち、誰でも無料で利用できることが「オープンデータ」の要件です。
この「オープンデータ」の活用促進のために「オープンデータ流通推進コンソーシアム」http://www.opendata.gr.jp/や「OPEN KNOWLEDGE FOUNDATION JAPAN」http://okfn.jp/などの団体が活動をしています。

 「オープンデータ」と「ビッグデータ」

さて、「オープンデータ」と近い概念に昨今声高に産業界が提唱している「ビッグデータ」があります。それぞれの定義は曖昧ですが、「オープンデータ」は行政または公共性の高い期間が取得・蓄積したデータを二次的に民間力を利用して再利用しようとするものです。その中には「ビッグデータ」とも言える大量のデータベースが色々とあります。先ほどの気象データもそうですし、各種指定統計も「ビッグデータ」といえます。JR東日本が先ごろ販売するとしたことで物議を醸したてた「SUICAデータ」も「オープンデータ」かつ「ビッグデータ」といえます。

オープンデータの活用

ここですでに始まっている「オープンデータ」の活用事例(モデルケース)を紹介しましょう。

「食の日本地図」
http://opendata.nikkei.co.jp/article/kakei-chosa-2005-2012/

さんま
ここでは、家計調査(総務庁)をベースに、食料に関するもの(200超)について、どの地域で、どの食品が多く購入されているかをマッピングすることができます。

WHERE DOES MY MONEY GO?
http://spending.jp/#about

Wheredoesmymoneygo.

これは個人の年収のうちいくらが市税や町税で、それらが何の目的に使われているのか、1日当たりの金額で可視化するWEBサービスです。

オープンデータの課題

「オープンデータ」の持つ課題は本来の目的ではない二次的活用であるため、そのデータをどのように活用するのか一捻りしなければならない点です。そのため、他の情報と掛け合わせることで新たな価値を生むようにする必要があります。そこにエンドユーザのニーズさえあれば、ポテンシャルは高いと思います。

上記は代表的な事例で、まだトライアル的な状況ですが、今後の取組次第でオープンデータのマーケティング分野での活用は進んでいくものと思います。

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